2006年01月12日
ウォーミングアップ
ソニーオープンが始まった。先週のメルセデス選手権に出場できなかった選手たちにとっては、このソニーオープンが今季の開幕戦。ウォーミングアップ気分の選手もいれば、いきなり優勝や上位入りを狙っている選手もいるわけだが、そんな中、田中秀道のウォーミングアップはユニークだった。
と言っても、このウォーミングアップは、練習を開始するときの文字通りのウォーミングアップ。かつて、左打ちでウォーミングアップするのは片山晋呉のオハコだったが、田中も左打ちウォーミングアップを以前から採り入れている。
田中の場合、まずはスウィングスピードという重めのスティックで左打ちの素振りを数回。これで体を少し慣らしたら、今度は左打ち用のフェアウエイウッドで実際に球を打つ。このとき、ブラッシュティというブラシ状のティペッグを使うところが、田中なりのユニークさだ。右打ちは、それから。
ウォーミングアップに何段階もの工夫を凝らしているのは、怪我を防ぎ、疲労回復を兼ねた体調管理に務める田中の苦肉の策なのだ。プロゴルファーは体が命。一見、ちょっとしたことが生命線になるあたり、プロキャリアの厳しさの表れだと感じた。

温暖な気候のハワイからゆっくりとスタート、とはいかないのがPGAツアーの厳しさだ。
Photo/JJ Tanabe



