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舩越園子のGOLF JOURNAL

2006年02月05日

ゴルフ観戦はいろいろ

フェニックスオープンの名で親しまれてきた今週の大会、現在はFBRオープンと名前が変わっているのだが、地元の人々の手作りトーナメントであること、1週間に述べ40万人、50万人というギャラリーが集まり、お祭り気分で楽しむことは、昔も今も変わっていない。

FBRギャラリー.jpg
ギャラリープラザの周辺は、日本の祭り会場さながらの人出だ。

その証拠に、首位が無名のルーキー、J・Bホルムズで、上位陣がライアン・パーマーやらJJヘンリーやらと、これまた地味な選手で占められても、ギャラリーのボルテージは上がるばかりだから、なんだか見ていて笑ってしまう。

今週、日本勢は、丸山茂樹と田中秀道がぎりぎりで予選を通過。今田竜二は予選落ちと振るわないのだが、予選通過者の中で、今日の3日目は丸山も田中もビリのほうを行っていた。しかし、フェニックスのギャラリーは、順位などまるでおかまいなしだ。盛り上がることで有名な16番のパー3。田中がピンそば1メートルにつけ、バーディパットをねじ込むと、「ヒデミ~チ!ヒデミ~チ!」と拍手喝采。まるで優勝したかのような騒ぎだった。あまり思うようなゴルフができていなかった田中も、その熱狂ぶりに思わず、ボディビルダーのようなポーズを取って応えると、ギャラリーは再び田中のポーズに応えて、一層大きな拍手喝采……という具合に、どの選手が来ても、ギャラリーは組み合わせ表を見ながら、名前を連呼するのだ。

田中ボディービル.jpg
選手のリアクションを見て、ギャラリーは一層盛り上がる。ゴルフの試合会場とはかけ離れた様相。
Photo/JJ TANABE

彼らは、ゴルファーを応援したくて応援していると言うより、ビールを片手にゴルフをつまみにして騒ぎたいから騒いでると言ったほうが正しい。そういうゴルフの観戦の仕方もあるのかなあと思ってしまう。

だが、下位でプレーしている選手にとっては、うれしいことなのかもしれない。落ち込む気持ちをギャラリーの拍手喝采で少しでも盛り上げることができるからだ。逆に、こんなうだつの上がらないプレーをしているオレに拍手なんかしないでくれよと、ありがた迷惑がっているプロもいるだろう。感じ方はさまざまには違いないが、フェニックスは一風変わったゴルフ観戦が味わえることだけは確かだ。

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