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舩越園子のGOLF JOURNAL

2006年02月16日

なぜ、ダメ?

宮里藍、諸見里しのぶの出場で沸いている米LPGA開幕戦のSBSオープン。会場のタートルベイリゾートは、リゾートコースとチャンピオンシップコースの2つを擁している。試合の舞台になるのは、もちろんチャンピオンシップコースのパーマーコースなのだが、このコース、クラブハウス兼ホテルから徒歩だと20分以上もかかる。そのため、選手や関係者、メディアたちの便宜を図って、シャトルサービスが用意されている。

シャトルはどんどん来るというわけではない。車の台数が限られているため、ちょっぴり待たされることも多く、我々メディアが待っているところに選手が来たら、やっぱり選手に先を譲る。

練習場へ行くため、シャトルを待った。やっと来たシャトルに乗ろうとしたら、アメリカ人の選手とキャディがさっと先に乗り込んだ。だが、まだ人は乗れる状態。車は助手席を含めれば、運転手以外に6人は楽に乗れる。シャトルの整理をしているボランティアのおじさんが、乗り込んだ選手にこう尋ねた。「彼らも一緒に乗せてあげてもいいかい?」乗り込んでいた選手は、ちょこっと顔を出し、我々を見た後、ボランティアのおじさんに小さな声でこう言った。「これは選手用よ。一緒に乗るのは嫌」

車のドアをピシッと閉められたとき、なんとも言えない淋しさに襲われた。どうしてそんなに心が狭い?それとも、日本のメディアに対して気に入らないことでもあるのか?それとも、日本人が嫌いなのか?理由はわからないが、とにかく言葉にできない情けなさを感じずにはいられなかった。

シャトル.jpg
SBSオープンのシャトル(移動用車両)。*本文の内容と写真の選手は、関係ありません。
Photo/JJ Tanabe

米PGAツアーでも、クラブハウスと練習場、あるいは他の場所との行き来に、同様にシャトルがときどき使われる。たまたま、選手やキャディとメディアが同じシャトルに乗り合わせることは、よくある。仮に今回と同じ状況で、選手が乗り込んだ車にメディアが乗り込もうとしたとき、「嫌だ」なんて言ってドアを閉める男子ツアー選手を見たことがない。この差は、何なのだろう。

包容力、許容力は、選手の人柄。それは、必ずパフォーマンスにも反映されると私は常々思っている。そして、最終的にはツアー全体の人気や反映にもつながるはず。米LPGAの選手たちには、藍ちゃんやしのぶちゃんの良きお手本となる態度を取ってほしいと思った。

コメント

選手にはあらゆる場面で、スポーツマンシップを望みます。
一時期選手の資質の問題もあって、スポンサー離れが進んだ
LPGAでしたが、最近のスーパースターの出現で再び脚光を
浴びてきたように感じています。 そうしたスーパースターが
存分に実力を発揮できる環境を作って欲しいと思います。

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