2006年02月23日
ちょっとした発見
ハワイでプレーする藍ちゃんを取材していたとき、今さらながら、ちょっとしたことに気がついた。
プレーを終えたあと、選手が同伴競技者やそのキャディたちと挨拶を交わすのは当然のマナーで、男子ツアーの試合では、通常、それぞれが握手を交わす。丸山茂樹も田中秀道も今田竜二も、そして新人の丸山大輔も、きちんきちんと握手を交わす。どんなにプレー内容が悪くても、どんなに機嫌が悪くても、彼らがこの握手をしないことは、まずない。プレー中、同伴競技者どうしで、何かもめごとでもあって、よほど険悪な関係になると、稀に握手をせず、目を合わさず、そのまま立ち去ってしまうことがあるが、そんなことをしたら、間違いなく米メディアの餌食。あっちでもこっちでも、「○○は□□と握手をしなかった……」と書き立てられる。それほど、この握手の儀式は、重要なものなのだ。
で、よくよく眺めていたら、女子の試合では、握手ではなく、ハグ(=抱き合って挨拶すること)をしていることに気がついた。選手どうしも、選手とキャディも、みんな1人1人、順番にハグしながら、「Thank you!」とか、「I enjoyed playing with you.」とか、そんな短いフレーズを交し合っている。女子選手の場合、確かに握手よりハグのほうが、なんとなく見た目も優しい感じだし、微笑ましくもある。
男子は握手、女子はハグ。で、米ツアーにデビューしたばかりの藍ちゃんはどうするのだろうかと見守っていたら、やっぱり藍ちゃんも、ちゃんとハグしていた。これまで参戦した海外のどこかの試合で覚えたのか、その場で見よう見真似でやったのか。それとも米LPGAの新人教育の中に「ラウンド終了後は同伴競技者やキャディとハグをして挨拶すること」という項目が含まれていたのか。ともあれ、「プレーの後はハグ」は、女子ツアーの慣習であることを、なぜか今さら発見して、ふと笑ってしまった。

Photo/ JJ Tanabe



