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2006年03月30日

最新掲載記事(朝日新聞)

舩越園子の最新掲載記事(朝日新聞)は
下記でご覧いただけます。

http://www.asahi.com/sports/golf/TKY200603300163.html

2006年03月29日

バイオリズムの底

体調を崩したため、毎年必ず取材していたプレーヤーズ選手権に行くことができず、とっても残念だった。でも、仕方がないと自分に言い聞かせ、気を取り直して、じっくりとテレビ観戦していたら、相棒カメラマンのJJ田辺が、現場で撮影したいろいろな写真を電送してきた。現場感が伝わってくるような写真を見ていたら、いろんなことが頭をよぎった。

レティーフ・グーセンが2日目のラウンド後、夕暮れの中で黙々と練習している写真があった。グーセンはいつも寡黙で、静かな人だけど、努力は人一倍だ。いつどんなときでも努力を惜しまないからこそ前進がある。それだけ練習しても、今回は絶好調だったスティーブン・エイムスに追いつけず、2位になった。だが、グーセンのそんな前向きさ、ひたむきさが報われる日はきっと来るだろう。

グーセン.jpg
Photo・JJ Tanabe

練習といえば、練習の虫のビジェイ・シンだって、あんなに日ごろから練習しているのに、今回は最終日にどうしたわけか77と崩れ、最終組で回りながらも優勝争いの蚊帳の外になってしまった。

努力はすぐさま報われることもあるけど、なかなか報われないと感じることのほうが多い。何をやってもうまくいかない、結果が出ないなんてことが、延々続くことだってある。そんなときは、バイオリズムの底にたまたま出くわしてしまっているのだから焦っても仕方がないのだと、あっさり流して、とにかく努力だけは続けたほうがいいのだと、先月取材した際、青木功プロが教えてくれた。

私自身、病気やら手術やらと自分の身にいろんなことが起こりつつある今、もしかして私は今、バイオリズムの底にいるのだろうかと思ってしまう。だが、そうならそうで、そのうち上を向くだろうと思うしかない。底にいるのなら、これ以上、悪いことは起こらないのだと、そう思ったほうがいい。いろんなことが起こってこそ人生、いろんなことが起こるからこそ人生なんだと、いつだったか、インタビューした誰かが言っていたけど、誰の言葉だったか、今、思い出せない。まあ、この際、誰でもいい。その通りだと信じれば、それでいい。

現場からの写真を眺めながら、そんなことを考えた。

ところで、私の相棒カメラマン、JJ田辺のブログが始まりました。
http://www.blog-site.jp/protour/
みなさん、見てくださいね。

2006年03月27日

最新掲載記事(ライブドア)

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http://sports.livedoor.com/article/detail-3620232.html

2006年03月24日

実感

アメリカに来て以来、初めてにして最大の病気になってしまった。ここ数年、病院へ行ったことすらなかったのに、この2ヶ月間、試合会場から戻ると、自宅のあるNYにいるときは、ほとんどどの日も病院通い。おまけに、思ったより症状が悪く、一昨日、とうとう手術を受けてしまった。と言っても、それほど大掛かりなものではない。その証拠に、手術後、たった2日目で、こうして文字を書いている。けれど、「体にメスを入れるというのは、どんなに小さな傷であれ、大変なことなんだよ」と、看病にかけつけてくれた友人がしみじみ。

病気や怪我に悩まされたプロゴルファーの大変さや気苦労が、いまさらのように身にしみて感じられる。手術を受けるかどうかを決心するとき、手術の結果が喜ばしいものになるかどうかの保証はないわけで、キャリアをかけた決心は、そりゃ大変だ。手術がとりあえずうまくいっても、体は辛いし、その後の復帰までの道のりを考えると、どんどんめげるし……なんてことを、ベッドの中で考えてしまった。

普段経験しないことを経験すると、普段はなかなか実感できないことが嫌がおうにも実感できる。今回の病気と手術を通して、プラスになったことがあるとしたら、そんなことに気がついたことぐらいだろうか……。
ご迷惑をおかけした仕事関連の方々、すみません……。
できるだけ早く復帰します。

ご迷惑.jpg
ご迷惑をおかけしており、申し訳ありませ~ん!もうしばらく、お待ちください。
Photo/JJ Tanabe

2006年03月21日

最新掲載記事(ワッグル)

舩越園子の最新掲載記事は
ワッグル5月号(3月21日発売)でご覧いただけます。

2006年03月19日

迷信の山

米女子ツアー、セイフウエイインターナショナルの舞台は、アリゾナ州のスーパースティションマウンテンG&CCが舞台。このコース名を聞いたときから、不思議に思っていた。スーパースティションとは「迷信」の意。ということは、何か迷信や言い伝えのある山という意味になる。一体、どんなストーリーが秘められているのか、解明せずにはいられなかった。

スーパースティション山とスーパースティションマウンテンG&CC1.jpg

地元の人に尋ねてみたら、面白い答えが返ってきた。「今はこんなに家々がたくさんあるけど、昔は大きな岩山がドーンとそびえているだけの淋しい土地だったんです。オランダからやってきた開拓使の人々が、よく山の裾野で道に迷ったそうです。うろうろさまよっているうちに、彼らは重たくてたまらなくなった金塊を山の中に隠した。だから、あの山のどこかには金塊がある……そんな言い伝えがあるんです」

なるほど~。アメリカの迷信は歴史が感じられて面白い。今週、山の中の金塊とはいかなくても、21万ドルの優勝賞金を手にするチャンピオンは、その一部を山の中に隠してみたらどうだろう?そうすれば、この迷信の山には、さらなる迷信が漂うことになって、一層面白いのに……なんてことを、迷信の山に囲まれたトーナメント会場で、ふと考え、笑ってしまった。

セーフウェイ宮里.jpg
今週、スコアを落とした宮里は、“金塊”を見つけることはなさそうだ。
Photo/JJ Tanabe

2006年03月17日

最新掲載記事(ライブドア、デイリースポーツ)

舩越園子の米LPGAレポート最新掲載記事は

ライブドア http://sports.livedoor.com/golf/
デイリースポーツ紙面 
デイリースポーツオンライン http://www.daily.co.jp/golf/

でご覧いただけます。

2006年03月16日

最新掲載記事(朝日新聞)

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http://www.asahi.com/sports/golf/TKY200603160168.html

淋しく厳しい戦いの場

米LPGA会場。パッティンググリーンで練習する大勢の韓国人選手の中に懐かしい姿を見た。パク・セリだ。かつては一世を風靡したパクだが、長年のスランプで成績は大低迷中。もはや、かつての勢いも華も感じられない。

何気なく、彼女のバッグに近寄った。バッグの横っ腹には、大きな文字が「Se Ri Pak」と自分の名前が書かれているではないか。普通なら、有名選手のバッグのこの位置には、スポンサーのロゴがでかでかと出ているもの。もちろん、契約によるものだ。だが、ここに自分の名前があるということは、スポンサーがいないということ?目を凝らして何度も眺めまわしたが、やっぱりスポンサーロゴは見当たらない。

あれほど世の中で騒がれ続けたパクが、ひとたび成績低迷となると、スポンサーをすべて失う……当然のことなのだろうけれど、黄金期に苦労して彼女の独占インタビューを取った昔の日々を経験しているだけに、余計に勝負士の世界のはかなさと厳しさを痛感してしまった。ちょっぴり淋しかった。

セリ・パク.jpg
近年、台頭する韓国勢の火付け役でもある。盛者必衰、というにはまだ若い。復活に期待!
Photo/JJ Tanabe

2006年03月11日

こんなところも国際化

米ツアーの試合会場には、コーポレートテントというのがある。企業が巨大なテントを貸し切り状態にして、クライアントを招待したり、自社の社員たちの慰労に使ったりするものだ。テント内はたいていの場合、冷暖房完備。大きなテレビモニターが設置され、試合の経緯はテントの中で全部見ることができ、もちろんおいしい料理や飲み物、おみやげなどがたくさん用意されている。企業がテントの貸し切り料として支払うお金は、PGAツアーの大きな収入源となる仕掛けだ。

3月に入り、ツアーがフロリダシリーズに移った。その第1戦はマイアミで開かれたフォード選手権。タイガー・ウッズの大会2連覇に終わり、会場にはたくさんのギャラリーが訪れた。コポレートテントも大賑わい。コースを歩いていたら、ふと日本語に出会った。あるアメリカの銀行のコーポレートテントの前に看板が立てられており、そこにはなんと13カ国語で「ようこそ」が書かれていたのだ。英語はもちろんのこと、マイアミという土地柄でスペイン語は欠かせないのだが、そのほかに日本語や中国語、ロシア語もあるのが、なんとも不思議。

日本人の多いハワイでの試合会場なら、日本語に出会うこともある。だが、ツアーが本土に移り、しかもマイアミという日本から最も遠いアメリカの地で、ちょっとした看板に日本語が書かれているのは、とても珍しい。米ツアーメンバーには世界20カ国以上からの出身者がいるが、企業が試合会場に設置した看板に、日本語を含めた13カ国もの言語を目にしたとき、ああ、国際化って、こういうところでも進んでいるのだなあと、そんなことを考えてしまった。

多国語.JPG
最下段の言葉はロシア語。そういえば、N・ファルドがモスクワにゴルフコースをデザインしてましたっけ?
Photo・JJ Tanabe

2006年03月08日

鵜呑みにできないデータ

米PGAツアーがメディアのために用意しているメディアガイドというものがある。ツアーメンバーである選手たち個人個人のプロフィールやさまざまなデータなどが網羅されており、試合やツアーの過去の記録なども山ほど載っている。私たちメディアは、記事を書く際、このメディアガイドを参照することが多々ある。もちろん、そのために作成されたものなのだ。

今季、ルーキーの活躍が目覚しく、中でも、ババ・ワトソンという飛ばし屋は注目の新人だ。彼のことを何か書こうかなと思い、本人に取材する前に予備知識を頭に入れようと思って、メディアガイドを見た。ワトソンのページには、生年月日が1978年11月5日で、現在フロリダ在住で、妻の名はアンジーで……と彼に関するデータがたくさん書かれていた。その中で、「ゴルフを始めて以来、ずっと同じパターを現在も使用している」とあるではないか。

こりゃ面白い。ワトソンは現在27才。何歳からゴルフを始めたかは書かれていないが、ハイスクールのゴルフ部とは書かれているから、最低でも11年以上はたった1本のパターを使い続けていることになる。最新のハイテク技術を活かして作られたパターが世の中に出回っているというのに、いまだに10年以上も前のパターをずっと後生大事に使っているなんて、そこには何か隠されたストーリーがあるに違いない。

そう思って、さっそくワトソンを探し、声をかけた。「ずっと同じパターを使っているんですって?ツアーのメディアガイドにそう書いてあったんですけど、本当にホント?」と尋ねると、ワトソンは「えっ?ああ、メディアガイドは間違っているんです。今使っているパターは、すでに3本目です」と来て、ガクンと肩透かしを食らってしまった。

新人だけあって、メディアからの取材には緊張してしまうらしい。180センチの長身なのに、話している間、ずっと直立不動で話し方が固いのだ。そこがなんとも新人っぽくてかわいらしい。それにしても、メディアガイドなんてものは、参考にこそなれ、鵜呑みにはできないとつくづく思う。米メディアなんぞは、よくこのメディアガイドをそっくり写して記事を書いたりする人がいるけれど、やっぱり生取材で肉声を拾わないと、本当のことは伝えられないと、つくづく思った。

Bubba.jpg
あくまでも「参考文献」のメディアガイド。縞模様のシャフトのことも載ってない。
Photo/JJ Tanabe

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2006年03月06日

最新掲載記事(ゴーゴル)

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3月5日発行のゴーゴル第6号で
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2006年03月04日

最新掲載記事(ライブドア)

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http://sports.livedoor.com/golf/namagol/detail?id=3419041

2006年03月03日

時代は変わった?

フォード選手権会場のメディアセンターから出て、ホテルへ帰ろうとしていたときのこと。「ウォッス!」という声が後方から聞こえ、振り向くと、そこにいたのは丸山茂樹。トレーニングウエア姿で歩いてきた丸山は、明らかにトレーニングジムから戻ってきたところだった。体がしっかり締まって見える丸山が鍛錬にいそしんでいることは一目瞭然だ。

その翌日、インタビュールームに現れたタイガー・ウッズが、こんなことを言った。「時代は変わるんだよね。この前、とうとうランピーの姿をジムで見たとき、やっぱり時代は変わりつつあるんだって思った」。ランピーとは、ティム・ヘロンという選手のニックネーム。でぶっちょでヘビースモーカーのヘロンは、トレーニングなんてものとはほど遠い存在だったのだが、そのヘロンがついにジム通いするようになったのは、時代の変化だとタイガーは言ったのである。

タイガーいわく、「今のゴルフには、パワフルで柔軟な肉体が求められる。だから誰もがトレーニングをしなければ、生き残れない」。だからこそ、トレーニング嫌いだったヘロンまでもが、一生懸命にジム通いしているというわけだ。

なるほど。確かにそうかもしれない。かつて、フィットネスとか、トレーニングとか、そういったものはゴルファーとはあんまり関係ないとされていた。昔は、そんなことより球を打つべしという世界だった。けれど、昨今はゴルファーもアスリートでなければやっていけない。飛距離が求められれば、そのパワーを生む土台を強靭にしなければならない。だからこそ、トレーニング!

そう、ランピーだけじゃない。大勢のプロゴルファーが人知れずジムで汗を流しているのだから、アマチュアだって練習場で球を打つだけじゃ、飛距離も伸びないし、大幅な上達も望めないのではないか。プロたちの生活から学ぶべきことはたくさんあると、あらためて思う。

ヘロン.jpg
トレーニングしないことを自認していたヘロンは、そのことをパロディにした数年前のPGAツアーのテレビCMにも自ら登場していた。
Photo/JJ Tanabe

2006年03月02日

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http://www.asahi.com/sports/golf/TKY200603020145.html

2006年03月01日

あの人は今……

米ツアーのフロリダシリーズ第1戦、フォード選手権の会場に来た。昨年大会に引き続き、今年もタイガー・ウッズやビジェイ・シン、フィル・ミケルソンといった強豪揃いゆえ、南国の日差しとともに会場は熱気に包まれている。日本勢は、丸山茂樹、田中秀道、今田竜二が出場。ルーキーの丸山大輔はストロングフィールドゆえ出場できないが、今日は会場に姿を現し、練習場で球を打っていた。

そんな中、ふと懐かしい顔に出くわした。かつて世界最強の男と呼ばれたニック・ファルドだ。最近はテレビ中継の解説者として活躍していたが、第一線のプレーヤーという立場からはすっかり離れてしまっていたため、練習場で打ち込む姿を目にしたら、なんとなく違和感させ覚えてしまった。

そのファルドのゴルフバッグには、「ファルドデザイン」というロゴマークが光っていた。もしかしたら、本人自らが設計したオリジナルクラブなのだろうか。直接尋ねてみたら、なんとそれは自らゴルフコースをデザインするための会社のロゴだった。ファルドいわく、「今、世界中に私がデザインしたコースは18もある」のだそうだ。で、肝心のクラブは何なのだろうかとバッグを覗き込んでみたら、ドライバーからアイアン、ウエッジ、パターまで、メーカーはさまざま。それでも、打ち出す球の勢いは、強かりし日を彷彿させるだけのものだった。さすがは、かつて世界最強と呼ばれた男だ。

ところで、ファルドのバッグを担ぐキャディといえば、かつてはファニー・サニソンという女性だった。しかし、今週のファルドのキャディはジェフ・クレッグという白人男性。よくよく聞いてみれば、このジェフは、観光地として有名なプーケット在住。あの津波が押し寄せたとき、プーケットにいて津波に遭遇したのだそうで、「津波の後、6日間だけボランティアで救急医療の手伝いをしました」とのこと。プーケットではゴルフインストラクターが本業で、ファルドとは欧州ツアー会場で4年前に知り合い、キャディを務める運びとなったのだそうだ。

それにしても、かつての一流選手は今、どうしているのかと、ふと思うファンもいるだろう。ファルドと同い年で、80年代後半から90年代にかけ、米ツアーを席捲した欧州選手といえば、ベルンハルト・ランガーやせべ・バレステロスがいる。ファルドは解説やゴルフビジネスに精を出し、バレステロスは出口の見えないスランプからいまだに抜け出せずにいる。そう考えると、ずっとアメリカツアーで戦い続けているランガーの息の長さはすごいものだと、あらためて感心させられる。

ともあれ、久しぶりに選手として接したファルドは、かつてのファルドより、ずっとずっとソフトな人当たり。人間、齢を重ね、人生経験を積み、一皮向けるというのは、こういうことを言うのだろう。

ファルドデザイン.jpg
バッグのデザインも、かなりイケてます!
Photo/JJ Tanabe

最新掲載記事(東洋経済)

舩越園子の最新掲載記事は
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