2006年04月01日
軽トラ
今週も引き続き、自宅療養中。と言っても、もうかなり体調は回復し、来週のマスターズからは現場復帰できそうだ。パソコンを開き、メールチェックしていたら、相棒カメラマンのJJ田辺が、またまた面白い写真を送ってきていた。ゴルフ場内を走る軽トラックの写真。こんなもの何が面白いのかというと、JJ田辺は得意げにこう説明した。「アメリカの公道では、軽トラックが走れないんですよ。だから、アメリカでこういう軽トラを見るのは、ゴルフ場とか、そういうところだけなんです」とのこと。アメリカで小型トラックといえば、荷台がついたピックアップトラック。日本製の軽トラは、アメリカでは小さすぎて(?)、ナンバープレートが取れないのだそうだ。
で、アメリカのゴルフ場では、なぜその軽トラが走っているのかというと、ちょこっと改造を加えた上でメンテナンス用に使用している。荷台に集めた枯れ木や枯葉、これから張る芝なんかを乗せ、ときにはメンテナンス要員として働いているヒスパニック系従業員を数人乗せちゃったりなんかして、ホールとホールの間の泥道やカートパスをトコトコと走るのにちょうどいい大きさなのだ。

所変われば品(?)変わる!左ハンドルの軽トラだー!
Photo/JJ Tanabe
そんな軽トラの写真を見ていたら、思い出されたのは丸山茂樹や田中秀道の言葉だ。彼らはよく大柄な欧米人選手たちと小柄な自分たちを車に例える。「彼らは大型トラック。僕らは軽トラ」といった具合だ。排気量も馬力も何かも根本的に違うのだから、パワー勝負は無理だと、そういう意味合いを込めた比喩だ。折りしも、今週開催中の女子メジャー、クラフトナビスコ選手権で、会場入りしている宮里優氏が、予選で同組で回るミッシェル・ウィーと我が娘を比較し、同様に例えていた。「ミッシェル・ウィーはキャデラック、藍は小型の国産車」。
確かに、肉体差、パワー差は、どうにもならないし、比較にもならない。だが、アメリカにおいて、性能の良さ、内装の良さ、仕上がりの緻密さ、いろんな意味で、知的階層、そこそこの高収入階層から高い評価を得ているのは日本車だ。「トヨタの車に乗るのは、ウチの会社では、ちょっとしたステイタスシンボルなのよ」と、知り合いの白人女性が誇らしげに言っていた。「小型でも?カローラでも?カムリはどう?」と尋ねると、「小さくても優れているほうが、大きいけど性能が悪いよりずっといい。トヨタの車は、小さくても優れている代表だもん」。
これはあくまで、私の知人とその会社における評価だが、トヨタ車に対する同様の評価は、これまでにも大勢のアメリカ人たちから聞いている。そして私も、アメリカではずっとトヨタ車を好んでいる。軽トラの写真から、ずいぶん話が発展し、かなり突飛な方向へそれてしまったが、日本車でも、小型車でも、「優れている」と評される何かがあれば、大型車に勝つチャンスは十分ある。丸山、田中、そして藍ちゃんらにも、トヨタ車の道を歩んでほしい。



