2006年07月28日
最新掲載記事(ゴルフユー)
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2006年07月27日
全英オープンはタイガー・ウッズの優勝、日本の谷原秀人の5位タイなど話題が多い大会だった。選手たちのがんばりぶりを取材するため、世界各国のメディアも大忙しだったが、そんな中、これぞ隠しワザというものを見た。
それは、現地中継局BBC放送のテレビカメラマンの撮影方法。ご覧の通り、不思議な二輪車に乗って撮影していて、これにはビックリ!アメリカの試合会場でも、こんな二輪車撮影は見たことがない。このハイテクな二輪車が、なかなかの効果を発揮していた。
早足で歩いていくプレー中の選手たちを撮る場合、テレビカメラマンは重たいカメラをかついだまま後ろ向きに小走りしなければならないことが多く、そうなると手振れが起こったり、転びそうになったりで大変。だが、二輪車なら選手のやや前方に付いて前向きに進みながらカメラを向けることができる。自分の足ではなく二輪車が進んでくれるから、体が揺れず、手ぶれも起こさない。だから、意外と便利なのである。
イギリスでゴルフをするときは、アメリカのように乗用カートに乗らず、歩いてプレーすることが多い。バッグは自分で担ぐか、あるいはプルカートと呼ばれる手引き(あるいは手押し)カートを使用する。そんなゴルフ文化と関係があるのかないのかは定かではないが、そんなイギリスだからこそ、テレビの撮影に二輪車を使うなんて発想が起こるのかもしれない……なんてことを考えた。

Photo・JJ Tanabe
全英オープン最終日、ついにストリーカーが登場した。5位タイと大活躍した谷原秀人が18番ホールでグリーン方向へ向かう途中、ストリーカーは突如、ホールの左サイドからフェアウエイへ乱入。谷原の至近距離まで接近したが、あっという間にポリスに取り押さえられ、そのままホールの右サイドへ連行されていった。
久々に登場したストリーカーは、上半身が裸。下半身は、遠めには黒い長パンツを履いているかに見えたが、よくよく見ると、あの部分にリスのぬいぐるみをひっつけた奇妙な姿だった。
それにしても、通常、全英名物のストリーカーは最終組の18番で登場していたのに、今回はなぜ最終組から3つ前の谷原の組のところで登場したのだろうか。きっと、世界があっと驚いた「無名」の若者である谷原をびっくりさせようという魂胆だったに違いないと勝手に思っているのだが、そのあたり、本当はあのストリーカーに直接聞いてみたかった。しかし、あのオジサン、ポリスに連れ出されてどこかへ行ってしまい、追跡取材はできずじまい。それが残念でならない。
ストーリーカーにもう1つ聞いてみたかったことがある。ストリーカーが出現する年は、毎回、たった1人だけが登場するのだが、なぜ2人、3人のストリーカーが登場することがないのだろうか。ストリーカーが自分だけで「よーし、乱入するぞ」と決めて実行しているのだとすれば、同じことを考えるストリーキングマニアが2人、3人いてもおかしくない。それなのに、なぜダブることなく1人だけが登場するのか……。もしかしたら、「全英オープン・ストリーキングマニアの会」みたいなものが密かに結成されていて、大会前、「よし、今年はストリーキングを敢行しよう。今回はお前が行け!」なんて取り決めをしているのではなかろうか。だとしたら、その秘密の集会に一度参加し、潜入取材をしてみたい……なんてことを考えている日本人メディアは、私だけだろうか。
ともあれ、今年のストリーカーは、ちょっと下腹部がダブダブした中年おやじ。その姿は、はっきり言って、「汚かった」。

Photo/JJ Tanabe
2006年07月22日
全英オープンに関する舩越園子の
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2006年07月20日
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全英オープンウィークになった。ロイヤルリバプールはリンクスコースで、起伏はさほどないが、フェアウエイもグリーンも固く干上がっている。だが、距離はあまり長くはないので、おそらくは好スコアが続出すると予想されている。
人々の関心は、全米オープンでプロ入り後初めてのメジャー予選落ちを喫したタイガー・ウッズがリベンジの勝利として全英2連覇を達成するかどうか、あるいは、全米オープンで最後に崩れたフィル・ミケルソンがやはりリベンジ優勝を達成するかどうか、といったところに集中している。
そんな中、決して人々の注目を集めはしないが、試合進行のために注力している人たちがいる。それは、ルール委員だ。今日、水曜日、ジム・フューリックらの練習ラウンドについて、ぞろぞろ歩くYシャツ姿のジェントルマンたちを発見。よくよく見ると、日本のJGTO所属の山中博史氏の姿もある。一体、何をしているのかと尋ねてみると、試合でルールの解釈がきわどくなりそうな箇所をチェックしたり、実際に難しい裁定を下すことになりそうなシチュエーションをシュミレーションしたり、ルールの適用や解釈を考えたり、そうやってルール委員としての務めを正しく無事に果たすため、プレーヤーのせっかくのプレーに支障をきたさないため、事前に歩いて回っているのだという。
いやいや、さすがルール委員である。リバプールは記録的な暑さに見舞われており、歩くだけでも汗がダラダラ。おまけに、枯れ芝の小さな切れ端が無数に舞っており、歩いて回るのは結構大変だ。そんな中、ルール委員という肩書きにそっくり返ることなく、はたまた、いつぞやどこかで聞いたような奇妙な言動(肩書きをかさに、プレーしちゃったとか?)を取ることもなく、選手たち、キャディたちと一緒に汗をかく姿は素敵だった。


2006年07月15日
米PGAツアーのジョンディアクラシックに挑戦していたミッシェル・ウィーが、2日目のラウンド中に体調不良を起こし、9ホールで棄権。救急車で病院のERへ運び込まれた。病状は「暑さによって起こった胃痛、胃の不快感、めまい、呼吸困難」とのこと。点滴を受けながら担架で救急車に乗せられるウィーは痛々しかった。
そんな出来事があった夜、試合会場近くのガソリンスタンドに併設されているコンビニに寄り、ホテルで飲むボトルウォーターやらなにやらを買っていたら、レジにいた従業員のおばさん3人が話しかけてきた。「ゴルフトーナメントに来ているの?」そうだと答えると、「観戦しにわざわざ来たの?」取材だと答えると、突然、顔色が変わり、妙なことを言い始めた。
「ミッシェル・ウィーは大変なことになったんでしょ?実は、すでに街中である噂が広まっているんだけど、知ってる?」「噂?どんな噂ですか?」「ミッシェルは昨日の夜、街のレストランで夕食を食べて、それで食中毒になったに違いないって」「いいえ、食中毒ではないはず。暑さにやられた熱中症のようなものだと診断が出ていますよ」「いや、噂ではね、絶対に食中毒だってことになっている。だって吐き気と腹痛を起こしていたんでしょ?本当は食中毒だったんだけど、そう発表すると、食事をしたレストランがかわいそうだから、それで食中毒ってことは伏せて、暑さのせいにしたんじゃないかって」「いえいえ、そんなはずはありませんよ」
まったく、噂とは、どこからどう出て、どう広まるか、わかったもんじゃない。おまけに、ウィーが食事をしたレストランをかばっているなんて、どうしてそんなでたらめがはびこるのか……。ジョンディアの開催地イリノイ州シルビスは、芝刈り機メーカーのジョンディアという会社しかないのではないかと思うほどの小さな田舎街だ。娯楽らしいものもないこの街で、人々の楽しみといったら、妙な噂で話題作りすることぐらいなのだろうかと、驚いてしまった。いやー、噂は怖い。

「2日酔いでは?」なんて噂は、出てませんでしたが、、。
Photo・JJ Tanabe
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2006年07月12日
今週、ミッシェル・ウィーが米PGAツアーのジョンディアクラシックに挑戦する。米PGAツアーへの挑戦はこれが5回目。すでに韓国男子ツアーでは予選通過を果たしたので、そろそろアメリカでも予選通過しそうな気配もあるにはある。が、このところ女子ツアーのメジャーやビッグ大会に連戦し、その合間には男子の全米オープンの地区予選にも出ているため、疲れが出るころとも考えられる。まだ16歳の高校生ゆえ、ツアープロとしての連戦体制には慣れていない。そのあたりが、今回の挑戦にどう影響するかが見ものだ。

ところで、ウィーの見ものは、他にもある。絶大なる飛距離はもちろん見どころだが、もう1つ、注目すべきは彼女のオシャレだ。ユラユラタイプのイヤリングはすでにおなじみ。そして、ウエアの着こなしがいかにも現代っ子なのだ。
先日の全米女子オープン。ちょっぴり肌寒い日に、ウィーはミニスカートの下に黒いスパッツを重ねてプレーした。ゴルフウエアにスパッツというのは、おそらく滅多に見られない着こなし。そして翌日、彼女の足には、なんとスパッツから露出していた部分だけが日焼けした「スパッツ焼け」ができたいて、びっくり。
おしゃれには、ことさら関心が高いウィーは、ハワイで通っている高校の「制服」に対しても、こんなことを言っていた。「うちの学校は、決められた指定のTシャツを着なきゃいけないんだけど、そのTシャツ、オシャレじゃないのに妙に高いんです。高校の方々、これを聞いていたら、あのTシャツ制度をとっぱらってくれるよう検討してくださ~い!」
現代風プロゴルファーの関心は、いろんなところへ向いていて、見ているほうも楽しい。

Photo/JJ Tanabe
2006年07月10日
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2006年07月09日
米PGAツアー、ウエスタンオープンの会場で、2頭の馬と遊んだ。なぜ、ゴルフの試合会場で馬?もちろん、私もそう思った。クラブハウス前に広がる選手用の駐車場の真ん中に大きな馬が2頭。馬主のような2人のアメリカ人がそれぞれ1頭ずつ馬を連れて立ち止まっていたのだ。「どうして、ここに馬を連れてきているんですか?」単刀直入に尋ねてみると、「見せたいから」との返答。

なんでも、彼らはアリゾナからこのイリノイ州シカゴまで馬を連れてきたそうだ。「見せたい」というのは、トーナメント観戦にやってきた人々、とりわけシカゴの都会で暮らす子供たちに馬というものを見て楽しみ、親しんでもらいたいという意味なのだそうだ。
で、私は子供ではないけれど、子供たち以上に馬を楽しんでしまった。馬と間近で見たり触ったりするのは、ほとんど初めてだったので、最初はこわごわと触り、おとなしくて大丈夫だとわかると、あんまり楽しくていつまでも触ったり話しかけたりしてしまった。
1頭はジェフ、もう1頭はジェイク。どちらもオスで、9歳と10歳。馬の平均寿命は20歳ぐらいだそうだから、彼ら2頭はいわば人生の折り返し地点あたりに立つ中年といったところ。そのあたりも妙に親しみを感じてしまった。
馬主いわく、「鼻から口にかけてのこのあたりを触ってあげると馬は喜ぶよ。ソフトで皮膚の質が全然違うでしょ?」。言われたとおりにピンク色っぽい柔らかい部分をなでてあげたら、なでている手にやたらとシューッと生温かい風が来る。なんだこれ?ああ、これが鼻息だ、とわかった。「鼻息が荒い」という言葉、ときどき原稿にも使ったりしていたけれど、本当の「荒い鼻息」を手に感じ、妙に新鮮な発見をした気分になった。
ウエスタンオープンは、鼻息の荒い選手がいっぱいだった。なかでも、全米オープンで最後の最後に敗退し、「オレはなんてバカなんだ」と肩を落としたフィル・ミケルソンは、次なる全英オープンへ向けて、鼻息の荒さを露骨に示しながら、「もう全英の準備は万端だ」と語っていた。まだ全英出場権がない選手たちも、この大会で全英への切符を手に入れようと鼻息を荒げている。
そんな中、馬の鼻息を感じながら、試合会場の一角で、しばし和やかに馬とたわむれるのは、なかなかオツだった。

Photo/ JJ Tanabe
2006年07月06日
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http://www.asahi.com/sports/golf/TKY200607060499.html
今、米PGAツアーのウエスタンオープン会場に来ている。全米オープンでプロ入り以来初のメジャー予選落ちとなったタイガー・ウッズ、その全米オープンで最後の最後にダボを叩いて勝ちそこなった傷心のフィル・ミケルソンなど、大物揃いの大会・プロアマが行なわれた今日(水曜)は、大物はみなプロアマ出場で、そうでもない選手たちはプロアマには出ず、練習場やパッティンググリーンで一日を過ごしていた。
練習場の一角にメディスンボールが置かれているのを発見。一度、あのボールの上にバランスを取りながら座ってみたい、そして両手を離してみたいと思っていたので、さっそく挑戦。しかし、これがなかなか難しい。座るだけでも大変で、両膝、両手をボール面につけたまま4点で体を支え、何度もトライしたが、私ははなかなかできない。
女王アニカ・ソレンスタムは、このメディスンボールの上に立ってスウィングをするのだと聞いている。バランス感覚を養う上で絶好のトレーニングらしい。しかし、座ることもできない私にしてみれば、この上に立ってスウィングなんて、とんでもない話。私とアニカでは、バランス感覚がそんなにも異なるのだろうかなんて思っていたら、ちょうどそこに丸山大輔プロが通りかかった。ちょっとやってみてくださいよと言うと、丸山プロはすぐさま挑戦。最初は「ん?結構、難しいなあ、これ」と言いながらユラユラしていたのだが、1分もしないうちに要領をつかみ、ボールの上に座ったまま両手を離すことに成功。うーん、やっぱりプロアスリートというものは、素人とはバランス感覚がまるで違うようだ。

あっという間にコツをつかんで、ボールの上に難なく座った丸山大輔選手(中央)。驚きの表情の筆者(左)。

Photo/ JJ Tanabe
2006年07月05日
舩越園子の最新掲載記事は
ゴーゴル第8号(JUL/AUG ISSUE)で
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カバーインタビュー(トム・レーマン)は
www.gogol.jp でも、ご覧いただけます。
2006年07月03日
全米女子オープンでトップアマに輝いたのはジェーン・パーク。アマチュアながら唯一、優勝戦線に食い込んだ彼女のがんばりは、難コースのニューポートCCでひときわ光っていた。
パークは韓国人の両親の元に生まれたが、育ちと現住所はカリフォルニアだ。もちろん、英語はネイティブだが、韓国語も普通にしゃべれる。
そのパークの家の向かいの住人が、PGAツアー選手のケビン・ナだと聞いてびっくり。ナは、パーク同様、やはり韓国人の両親の元に生まれたアメリカ育ち。環境がそっくりのパークとナは、一緒にゴルフをしたり、家族ぐるみで食事をしたりしながら、結構仲良くしているのだという。
米女子ツアーにおける韓国人選手たちの活躍ぶりを眺めていると、今後、もっとその勢力は強まるだろうと思えてくる。そんな折に見た今回のパークの奮闘ぶりは、韓国にもアメリカにも未来の強豪韓国人プロとなりえるタマゴたちがたくさんいることの証でもある。ひょっとしたら、ナとパークのように、たとえばキム・ミーヒョンの家の向かいには別の韓国人アマチュアがいて、グレース・パークの家の隣にはまた別の韓国人アマチュアが住んでいる……なんて状況かもしれない。
近い将来、米女子ツアーはシード選手の大半が韓国人になりそうな気さえしてくる。それがアメリカにおける女子ゴルフ人気にどう作用するかはさておき、とにかく韓国人の若手ゴルファーたちは、アメリカで成功を収めることを心から切望しているという現実がやけに見に染みた。

ジェーン・パーク=Photo/JJ Tanabe