2006年07月25日
聞いてみたかったこと
全英オープン最終日、ついにストリーカーが登場した。5位タイと大活躍した谷原秀人が18番ホールでグリーン方向へ向かう途中、ストリーカーは突如、ホールの左サイドからフェアウエイへ乱入。谷原の至近距離まで接近したが、あっという間にポリスに取り押さえられ、そのままホールの右サイドへ連行されていった。
久々に登場したストリーカーは、上半身が裸。下半身は、遠めには黒い長パンツを履いているかに見えたが、よくよく見ると、あの部分にリスのぬいぐるみをひっつけた奇妙な姿だった。
それにしても、通常、全英名物のストリーカーは最終組の18番で登場していたのに、今回はなぜ最終組から3つ前の谷原の組のところで登場したのだろうか。きっと、世界があっと驚いた「無名」の若者である谷原をびっくりさせようという魂胆だったに違いないと勝手に思っているのだが、そのあたり、本当はあのストリーカーに直接聞いてみたかった。しかし、あのオジサン、ポリスに連れ出されてどこかへ行ってしまい、追跡取材はできずじまい。それが残念でならない。
ストーリーカーにもう1つ聞いてみたかったことがある。ストリーカーが出現する年は、毎回、たった1人だけが登場するのだが、なぜ2人、3人のストリーカーが登場することがないのだろうか。ストリーカーが自分だけで「よーし、乱入するぞ」と決めて実行しているのだとすれば、同じことを考えるストリーキングマニアが2人、3人いてもおかしくない。それなのに、なぜダブることなく1人だけが登場するのか……。もしかしたら、「全英オープン・ストリーキングマニアの会」みたいなものが密かに結成されていて、大会前、「よし、今年はストリーキングを敢行しよう。今回はお前が行け!」なんて取り決めをしているのではなかろうか。だとしたら、その秘密の集会に一度参加し、潜入取材をしてみたい……なんてことを考えている日本人メディアは、私だけだろうか。
ともあれ、今年のストリーカーは、ちょっと下腹部がダブダブした中年おやじ。その姿は、はっきり言って、「汚かった」。

Photo/JJ Tanabe



