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2006年10月29日

最新掲載記事(ライブドア)

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http://sports.livedoor.com/article/detail-3719019.html

2006年10月28日

ボートの展示場

今週の米PGAツアーは、フロリダ州タンパで開催されているクライスラー選手権。賞金ランクでトップ30の選手は来週のツアー選手権が残されているが、それ以外の選手たちにとっては、今大会がシーズン最終戦になる。トップ30がダメでも、来年のマスターズ出場権を得るためトップ40を目指す選手たち、あるいは招待試合の形式を取るベイヒルやコロニアル、メモリアルといった大会の出場権を得るためトップ70を目指す選手たち。それぞれの選手にそれぞれの目標があるが、一番熱いのは、やっぱり来季シード獲得のための125位争いだ。

そんな熱戦が展開されているコースの一角に、なぜかボートがいっぱい展示されている。大会スポンサーはクライスラーだから、車が展示されているなら話はわかる。が、ここにあるのはボート。なぜ、ボートかといえば、プロゴルファーをはじめとするアメリカのゴルファーには、釣り好き、アウトドアスポーツ好きがたくさんおり、トーナメント会場にボートを展示すると、それなりのヒキがあるからだそうだ。

あのジャック・ニクラスの息子ゲーリーに、その昔、インタビューしたときのこと。彼の父、つまり帝王ニクラスは大きな大きなボートを所有しており、ゲーリーはそのボートをいつも羨望のまなざしで眺めていたそうだ。で、ゲーリーがPGAツアーの大会で2位になったとき、手にした賞金で、小さなボートを買った。「いつか、父のボートより、もっと大きなボートを買いたい」。その夢は、ゲーリーの成績からすると、たぶんまだ実現されていないと思うが、とにかくアメリカ人のゴルファーはボートやヨットが好きだ。

つまり、ボートを売る側にしてみれば、ゴルフの試合会場やゴルフ場は、潜在顧客へボートをアピールするための絶好の場所だということ。これは「ゴルフ場=宣伝媒体」という考え方だ。

ところで、「ゴルフ場をメディアとして活用したい」というのは、ゴーゴルの青山社長に初めて会ったとき、彼が熱く語っていた言葉。なるほど。思考が先へ先へと働く人の考えを、アメリカのゴルフの試合会場で「なるほど、こういうことか」と気づかされたのは、なんだか不思議で愉快だった。

ボート.jpg
Photo/JJ Tanabe

2006年10月25日

ハンドレッドダラー・ワード?

英語を母国語とする人にとっても、ちょっと難しい高尚な言葉のことを、「Hundred Dollar Word(ハンドレッドダラー・ワード)」と呼ぶそうだ。直訳すると、「百ドル語」。

ところで、以前、朴セリにインタビューしたとき、まだ英語があまりわからなかった彼女は、私が尋ねた「Regret(後悔)」という言葉が理解できなかった。だが、この「Regret」は、英語の「ハンドレッドダラー・ワード」には当たらない。大半のアメリカ人が理解できるごく普通の単語だ。

さて、これまた以前、記者会見に臨んでいたアニカ・ソレンスタムは「Fatigue(疲労)」がわからなかった。アメリカ人記者から「疲労はないか?」と尋ねられたとき、ソレンスタムは「えっ?Fa……?」と、明らかにその単語を知らなかった様子で、隣にいたメディアオフィシャルが「疲れていないか?って意味」と教えられていた。で、この「Fatigue」も「ハンドレッドダラー・ワード」ではない普通の単語。でも、ソレンスタムはスウエーデン人で英語は第2外国語なわけだから、まあ1つや2つ、英単語がわからなくても不思議はない。

で、最近、不思議だったことがある。イギリス人のニック・ファルドと話していたときのこと。私が「Evolve(進化する)」という単語を使ったら、ファルドは「えっ?何?」。私の発音が悪くてわからないのかと思い、わざわざ持っていたノートに「evolve」と書いてみせた。が、ファルドはそれでもわからない様子で「なんて意味?」。朴やソレンスタムがわからないなら、いざ知らず、英語が母国語の英国人であるファルドが、なんで外国人の私でも知っている単語を知らないのだろうか?

不思議で不思議でたまらず、やっぱり発音が悪かったから通じなかったのか、それとも書いて見せた字が汚くて読めなかったのか、それとも「evolve」はひょっとすると「ハンドレッド・ワード」なのか確かめたくなかった。こうした疑問は英語のネイティブスピーカーに尋ねるのが一番いい。PGAツアーのメディアオフィシャルに聞いてみると、「Evolve?そりゃ、ハンドレッドどころか、フィフティセンツ・ワード(50セント語)だよ」とのこと。つまり、誰でも知っているはずの単語ということだ。

それじゃあ、どうしてファルドが知らないなんてことが起こるのか。メディアオフィシャルいわく、「いやあ、だって、このPGAツアーにおいては、Anything is possibleだからね」

うまい!思わず、大笑い。Anything is possible. PGAツアーのちょい昔のキャッチフレーズだ。そう、このゴルフ界では何だって起こりえる。何でもありの世界。そんな面白ワールドでの取材は、ホントにやめられません。

ニック・ファルド.jpg
Photo/JJ Tanabe

2006年10月22日

最新掲載記事(ワッグル)

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2006年10月21日

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http://sports.livedoor.com/article/detail-3717410.html

今田DQの裏話

先週のラスベガスの大会で、渋滞に巻き込まれ、スタート時間に遅れて失格となってしまった今田竜二。今週、その今田のキャディを務めるケーシー・ケロッグが、こんな裏話を教えてくれた。ケーシーが言うには、スタート時間の直前から今田はずっとケーシーの携帯に電話をし続け、今現在、自分がどのあたりにいるかなどを伝えていたという。「で、オレはリュウジのシューズまで持ってきて、ティグラウンドの上に並べて置いて、到着した途端にティショットが打てるよう用意していたんだけどね……」。同組のダニエル・チョプラも心配して今田の携帯に電話をかけ、「早く来いよ。待ってるから」と励ましたそうだ。

ケーシーいわく、「昔のルールなら、リュウジは失格にはならなかったんだ」。昔のルールというのは、スタート時間に遅れた場合、もちろん2打罰にはなるのだが、同組の選手がセカンドショットを打つ前にティグラウンドに到着すれば失格にはならないという決まりだった。「でも、PGAツアーがルールを改正してしまって、今のルールだと5分以上遅刻したら失格。リュウジがティに到着したのは、残念ながら5分20秒後だった。たった20秒の差で失格。いやあ、残念だったね」

今週、大会会場に現れた今田に対し、他の選手やキャディは、みんな声をかけてきたとケーシーは言う。「残念だったな、運が悪かったなって、みんなが言ってくれた。だから今週、リュージはその受け答えに忙しくて……」

まあ、でも、昨日、30歳のバースデーを迎えた今田は、気分一新、がんばっている。プロゴルファー人生にも、普通の人生にも、予期せぬ出来事の1つや2つや3つは起こって当たり前である。問題は、その出来事をどう乗り越えるか。自分自身でどう消化するか。悪い出来事をいつまでも引きずっても、まずいいことはない。今週の今田の晴れやかな顔を見るにつけ、切り替えの早そうな今田で良かったと思う。

今田竜二.jpg
悪いことは、笑い飛ばす!
Photo/JJ Tanabe

2006年10月20日

最新掲載記事(週刊朝日別冊)

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http://www.asahi.com/sports/golf/TKY200610190303.html

華やかなのは、どっち?

今週の米PGAツアーは、フロリダ州オーランドで開催されているフナイクラシック。タイガー・ウッズは地元にも関わらず不参加だが、日本人選手は5名も出ている。丸山茂樹、丸山大輔、今田竜二、田中秀道、そしてスポンサー推薦の矢野東だ。

水曜日の練習日の終盤。ドライビングレンジで球を打ち終えた丸山大輔が、近くでまだ練習していた矢野に声をかけた。「明日のスタート、何時?ああ、一緒なんだよね」。矢野は「?」。そして、「違いますよ、僕は朝ですから」。そう言われた丸山は、「あれっ?」

丸山&矢野.jpg
Photo/JJ Tanabe

丸山が同組で回るのは、矢野ではなく今田なのだが、何を勘違いしたのか、矢野が同組だと思っていたようだ。

丸山は日本で「地味なジミー」と呼ばれており、自身も「僕は目立たないし、それでいい」と認めている。一方の矢野は、日本でも指折りのイケ面であり、実際、彼は格好いい。矢野は以前から、オフにオーランドに合宿に来ており、その際に会ったこともあった。今週、久しぶりに会った矢野は、相変わらずのイケ面だし、日本オープンで2位になった直後とあって、その表情には自信もみなぎっている。

だが、このアメリカツアーにおいて、丸山と矢野のどっちが華やかに見えるかといえば、今はやっぱり丸山だろう。今季、ルーキーながら早々と来季シードを確定し、トップ5に2回、トップ10に4回も入っている丸山は、他選手やキャディたちから認識されている。その点、矢野はまったくの無名選手。やっぱり戦いの場では、顔姿より成績こそがモノを言うわけで、矢野にはちょっと悪いけど、今のところは、あれほどイケ面でも、地味なのは矢野のほうなのだ。もちろん、将来的に矢野がアメリカツアーの出場権を取り、この場で活躍を始めれば、ハンサム顔も手伝って、それはそれは華やかな選手になること、請け合いだ。ともあれ、アスリートの世界は厳しい。

2006年10月16日

アガシの家

ラスベガスで開催されている今週の米PGAツアーの大会、フライズ・ドットコム・オープンは2つのコースが使用されている。そのうちの1つ、メインになるTPCサマリンの15番ホール沿いで、テニス界の王者アンドレ・アガシの家を発見した。

オレンジ色っぽい石造り。一体、部屋がいくつあるのだろうかと想像もつかないぐらい大きな家だ。コース側に面した庭にはテニスコートもある。いやいや、でかい!

それにしても、ゴルファーの家がゴルフコース沿いにあるなら話はわかりやすいが、なぜテニスプレーヤーの家がゴルフコース沿いにあるのだろうかと考えると、ちょっと面白い。もっとも、テニスコート沿いに家を建てるというのも、どこか変だし、小さなコートという限られた空間の中で戦っていると、広大なゴルフコースに面したところで、ゆっくりくつろぎたいと感じるのかもしれない。

日本では、あのハンカチ王子の家が観光コースになっているそうで、タクシー運転手などは、わざわざ気をきかして、ハンカチ王子の家経由のルートで走ったりもすると聞いた。アメリカの場合、有名人の家をわざわざ見て回るという習慣はほとんどない。有名人でもプライベートな時間はプライベートな時間。街中でひょっこり、食事やショッピングをしている有名人に出くわしても、群がってサインをねだるということは、あんまりないのが常だ。そんなふうにプライバシーを重んじるところは、アメリカ人のほうが日本人より優れていると、これだけは痛感している。

とはいえ、アメリカ人の全体的な傾向は、いい加減。いろんな意味で、時間厳守で約束厳守の日本人のほうが、私はやっぱり好きだ。まあ、一概にアメリカ人、日本人といっても、要はその人自身の問題だ。

ともあれ、アガシの家の存在は、コース関係者の誰もが知るところではあるけれど、そこへ押しかける人は誰一人いない。そんな周囲の配慮もあるからこそ、アガシの家は癒しの空間たりえるのだろう。

アガシ邸.jpg
Photo/ JJ Tanabe

2006年10月12日

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http://sports.livedoor.com/article/detail-3715548.html

NYの飛行機事故

今週は米PGAツアーの取材のため、ラスベガスに来ている。丸山茂樹、丸山大輔、田中秀道らが一緒に回っていた練習ラウンドについて歩いていたら、フロリダの知人から電話がかかってきた。以前、私が翻訳したタイガー関連本の著者ジョン・アンドリサーニからの電話。彼はNYで生まれ育った生粋のニューヨーカーだが、彼が電話の向こう側で興奮していた。

「おい、園子?お前のNYのアパート、どこだったっけ?」私は5日前にNYのマンハッタンのアッパーイーストという地域内で引っ越したばかりだが、「もう引っ越したから、今は89丁目よ」。するとアンドリサーニが、「引っ越す前はどこだったっけ?」「72丁目よ」「72丁目のヨークアベニュー?」「そうそう」「そこだ、そこ。そのアパートにたった今、小型飛行機が突っ込んで、建物が燃えているぞ!」「え~~~!うっそー!」「CNNのニュースで中継しているから見てみろ」「だって今、コースにいるから。取材が終わり次第、すぐに見てみる」

アンドリサーニの説明を聞いていると、建物は赤いブロックの外観で、50階建てぐらいの高層ビルだという。それは、まさに私が5日前まで住んでいたアパートの建物のようだ。本当だろうか?本当だとしたら、引っ越した5日後にそんなことが起こって、この私は運がいいということだろうか?

なにやら私も興奮気味で、やっとメディアセンターへ戻り、テレビを見ると、画面はもちろんCNNのニュース。見ると……燃えているアパートは、私が住んでいたアパートの斜め向かいの建物。しかし、本当に目と鼻の先で、私が暮らしていた部屋の窓から丸見えの位置。いやあ、驚いた。こんなことがあるものなんだなと、つくづく思った。

実を言うと、コース上にいるときも、気になってたまらなかった私は、ゴルフ以外にNYでメジャーリーグを取材している知り合いの記者2人に電話をかけた。そのうちの1人はサンフランシスコへ飛んでおり、もう1人はNYにいた。NYにいた記者は、どんなアパートが燃えているか、何を見れば建物が確認できるかなどを親切に知らせてきてくれたが、その直後、飛行機を操縦していて死亡したのが、ヤンキースのピッチャーだとわかり、その記者は突然、記事を書くことになった。いやいや、人間どうし、記者どうしのつながりも、どこで何が起こり、どう関わってくるか、わからない。本当に驚きの1日。事故のことを伝えると、丸山茂樹もびっくり仰天で、「えー、引っ越していてよかったよね。すごい強運!」

驚く丸山.jpg

事故に巻き込まれた方々には本当にお気の毒で、私も人ごととは思えない。が、私自身は、たまたま予定を早めて5日前に引っ越していたことが、とんでもない強運に感じられる。今年は私にとって厄年のような年で、年初から病気になったり、あれやこれやと次々に嫌なことが起こってきた。だが、この10月になって、こんなことがあると、「嫌なことがあれば、いいこともある」というのが、言い得て妙だと実感できる。世の中、何が起こるかわからないけれど、いいことも悪いことも、均等に平等に起こるものなのかもしれないと、やっと思えるようになってきた。

2006年10月09日

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2006年10月07日

NYの噂

またまた、いきなり私ごとで再び恐縮だが、昨日、やっとの思いで引っ越しが完了した。とはいえ、荷物がとりあえず新しいアパートに移っただけのことで、部屋の中はグチャグチャ。一体いつになったら全部片付くのだろうかと気が遠くなる。が、お願いした引っ越し業者さんの仕事は、さすがはプロフェッショナル。まったく片付けていなかった今までのアパートの部屋を、それはそれは見事な手際で、あっという間に空っぽにしてしまった。プロの仕事は、やっぱりこうでなくてはいけない。というより、プロの仕事だと相手に思わせるようでなければ、プロの名に恥じることになる。

なんてことを引っ越しの最中に考えていた私だが、細々した用事を手伝ってもらった私の相棒のJJ田辺は、体がだるくなると、マンハッタンの中にある日本のマンガ喫茶にすぐに行く。なぜ、だるいときにマンガ喫茶?その答えは、そこにマッサージチェアがあるからだそうで、JJは店内にたった1つしかないマッサージチェアに長いときは2時間も座り続け、ときには寝入ってしまうとか。

先日、いつものようにマンガ喫茶に出向いたJJは、受付をしている日本人男性と親しくなった。その男性の話によれば、マンハッタンにときどき、あのミッシェル・ウィーが現れるというのである。グランドセントラルという中央の駅の近くに、日本系のキタノホテルという由緒あるホテルがあり、そこの地下に高級なジャパニーズレストランがある。私も以前、しゃぶしゃぶの高級コースをご馳走になったことがあるのだが、確か、1人あたり250ドルとか、300ドルとか、そのぐらいの値段だったと思う。で、日本好き、日本食好きのウィーは、そのレストランにときどきやってくるというのだ。

受付男性によれば、「この前なんか、ウィーが来たとき、ちょうどそこにヤンキースの松井選手がいて、ウィーと松井は、その場で親しくなったんです」とのこと。

えーっ?ホント?まあ噂話だから、どこまでが本当なのかは、わからないけれど、やっぱり有名選手があっちこっちに現れるのは、さすがはNYということで、この噂が本当だとしても別段、不思議はない。

一番不思議なのは、このNYに引っ越してきて以来、私はただの一度も有名人に出くわしていないこと。どうしてだろう?ウィーのようなプロゴルファーには取材の際に正式に会えるが、野球や他のスポーツ選手、芸能人のような有名人となると、やっぱり私も出くわしてみたいなあ……と、ゴルフ以外のことになると、いきなりミーハーになる自分が、ちょっと笑える。

ウィー@NY.jpg
まだ未成年のウィーちゃん。レストランでも飲み物は、ジュース?
Photo・JJ Tanabe

2006年10月05日

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http://www.asahi.com/sports/golf/TKY200610050229.html

すみちゃん&たけさん

いきなり私ごとで恐縮だが、明日は引っ越しだ。去年の10月にフロリダ州オーランドからNYへ引っ越してきて、まだ1年しか経っていないのに、もう引っ越し。まったく望んでいなかった引っ越しだ。入居していたマンハッタンのアパートが、ビル全体をコンドミニアム化(分譲化)することになり、購入しないやつは出ていけというメチャクチャな決定。引っ越しなんて嫌だし面倒だし、結構気に入ったアパートだったので、いっそのこと買ってしまえと腹を決めて値段を聞きに行ったのだが、まったく手が出ない値段で諦めざるを得なかった。マンハッタンのアパートは、現在バブル状態。まったくもって、どこもかしこも冗談みたいに強気なのだ。

引っ越しを控えているという言い訳で、ちょっと仕事をさぼり気味。今日も引っ越しの段取りやら準備やらをしていたとき、懐かしい人から電話があった。タケ小山氏。ゴルフチャンネルの解説をやっているタケさんは、私の元同僚でもある。彼は根っからのゴルフ好きで、仕事じゃなくてもゴルフをしている。そのタケさん、毎年のように米ツアーのQスクールに1次予選から挑戦しているのだが、「今年は日本で受けますよ」とのこと。1次からの挑戦は、はっきり言って気が遠くなるほど大変な道のり。でも、がんばってほしいと心底思う。

TAKE.jpg
左から、サム(前田オサム、元ゴルフチャンネルの同僚)、たけさん(現ゴルフチャンネル解説者)、マキコさん(現ゴルフチャンネル)。

ところで、私のNYの友人で、シングルマザーのすみちゃんという女性がいる。43歳。娘は16歳。すみちゃんは2年ほど前からゴルフを始め、いきなりゴルフ狂と化し、以来、毎週末、ゴルフをしている。しかも1日2ラウンド。負けず嫌いで努力家の彼女は、ものすごい勢いで上達し、今では80台で回っているのだが、その彼女がホームコースのクラブチャンピオンシップで勝ち抜いている。最初はストロークプレー。トップ10に残った人だけが、次はマッチプレーで勝ち抜き戦となるそうで、すみちゃんがこれに出ると聞いたときは、2年目の腕前で試合も始めてなら、ストロークプレーのトップ10も怪しいかもしれないと思っていた。ところが彼女、トップ10に堂々入賞。マッチプレーのほうも毎週毎週、勝ち続け、今週末、とうとう決勝進出というところまで来てしまった。準決勝のマッチのときは、前半で4ダウンになりながら後半で盛り返し、16番でスクエアに戻して、17番、18番を取って勝った。ものすごい精神力!この精神力があるからこそ、女手ひとつで娘のたみちゃんを育ててこれたんだなあと感服してしまう。

スミちゃん.jpg
エプロンが似合うお母さんゴルファー!腕前も右肩上がり、評判もストップ高!

タケさんもすみちゃんも、それぞれ仕事がありながら、その傍らで、大好きなゴルフを楽しみ、腕を磨くことに必死になっている。プロゴルファーの取材も面白いけれど、たまには、こんな草の根ゴルファーのゴルフ狂ぶりを取材して記事にしてみたいなあと思う。ちょっぴり仕事をさぼり気味の今だから、余計にそう感じるのかもしれないが、たまには、こんなことを考える時間がないと、自分の視野が狭くなってしまうという反省もできた。

タケさん、すみちゃん、幸運を祈ります。

Photo:JJ Tanabe(タケさ~ん、また電話くださ~い)

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