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舩越園子のGOLF JOURNAL

2006年10月16日

アガシの家

ラスベガスで開催されている今週の米PGAツアーの大会、フライズ・ドットコム・オープンは2つのコースが使用されている。そのうちの1つ、メインになるTPCサマリンの15番ホール沿いで、テニス界の王者アンドレ・アガシの家を発見した。

オレンジ色っぽい石造り。一体、部屋がいくつあるのだろうかと想像もつかないぐらい大きな家だ。コース側に面した庭にはテニスコートもある。いやいや、でかい!

それにしても、ゴルファーの家がゴルフコース沿いにあるなら話はわかりやすいが、なぜテニスプレーヤーの家がゴルフコース沿いにあるのだろうかと考えると、ちょっと面白い。もっとも、テニスコート沿いに家を建てるというのも、どこか変だし、小さなコートという限られた空間の中で戦っていると、広大なゴルフコースに面したところで、ゆっくりくつろぎたいと感じるのかもしれない。

日本では、あのハンカチ王子の家が観光コースになっているそうで、タクシー運転手などは、わざわざ気をきかして、ハンカチ王子の家経由のルートで走ったりもすると聞いた。アメリカの場合、有名人の家をわざわざ見て回るという習慣はほとんどない。有名人でもプライベートな時間はプライベートな時間。街中でひょっこり、食事やショッピングをしている有名人に出くわしても、群がってサインをねだるということは、あんまりないのが常だ。そんなふうにプライバシーを重んじるところは、アメリカ人のほうが日本人より優れていると、これだけは痛感している。

とはいえ、アメリカ人の全体的な傾向は、いい加減。いろんな意味で、時間厳守で約束厳守の日本人のほうが、私はやっぱり好きだ。まあ、一概にアメリカ人、日本人といっても、要はその人自身の問題だ。

ともあれ、アガシの家の存在は、コース関係者の誰もが知るところではあるけれど、そこへ押しかける人は誰一人いない。そんな周囲の配慮もあるからこそ、アガシの家は癒しの空間たりえるのだろう。

アガシ邸.jpg
Photo/ JJ Tanabe

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