2006年10月21日
今田DQの裏話
先週のラスベガスの大会で、渋滞に巻き込まれ、スタート時間に遅れて失格となってしまった今田竜二。今週、その今田のキャディを務めるケーシー・ケロッグが、こんな裏話を教えてくれた。ケーシーが言うには、スタート時間の直前から今田はずっとケーシーの携帯に電話をし続け、今現在、自分がどのあたりにいるかなどを伝えていたという。「で、オレはリュウジのシューズまで持ってきて、ティグラウンドの上に並べて置いて、到着した途端にティショットが打てるよう用意していたんだけどね……」。同組のダニエル・チョプラも心配して今田の携帯に電話をかけ、「早く来いよ。待ってるから」と励ましたそうだ。
ケーシーいわく、「昔のルールなら、リュウジは失格にはならなかったんだ」。昔のルールというのは、スタート時間に遅れた場合、もちろん2打罰にはなるのだが、同組の選手がセカンドショットを打つ前にティグラウンドに到着すれば失格にはならないという決まりだった。「でも、PGAツアーがルールを改正してしまって、今のルールだと5分以上遅刻したら失格。リュウジがティに到着したのは、残念ながら5分20秒後だった。たった20秒の差で失格。いやあ、残念だったね」
今週、大会会場に現れた今田に対し、他の選手やキャディは、みんな声をかけてきたとケーシーは言う。「残念だったな、運が悪かったなって、みんなが言ってくれた。だから今週、リュージはその受け答えに忙しくて……」
まあ、でも、昨日、30歳のバースデーを迎えた今田は、気分一新、がんばっている。プロゴルファー人生にも、普通の人生にも、予期せぬ出来事の1つや2つや3つは起こって当たり前である。問題は、その出来事をどう乗り越えるか。自分自身でどう消化するか。悪い出来事をいつまでも引きずっても、まずいいことはない。今週の今田の晴れやかな顔を見るにつけ、切り替えの早そうな今田で良かったと思う。

悪いことは、笑い飛ばす!
Photo/JJ Tanabe



