2007年02月16日
届かない距離!?
米LPGAの開幕戦、SBSオープンが間もなく始まる。水曜日にプロアマに出ていた宮里藍のラウンドを追っていたら、同じ組で回るアマチュアたちの面白い会話に出くわした。
ボールがフェアウエイバンカーの淵に止まったときのこと。前上がりで左足下がり、おまけにラフに沈み気味。アメリカ人のおじさまがたは、そのライを見るなり、手にしていたウッドでは打てないことを察知。で、おじさまの一人がアイアンを持ってこようとカートのほうへ戻りながら大声でこう叫んだ。「How far?(どのぐらいの距離だ?)」すると、近くに立っていたマーシャルのおじさんが、こう答えた。「More than you hit.」すると、カートに戻りかけていたおじさんは、「Oh, more than we hit. OK!」。そして、みんな苦笑。
この英会話。訳すと、こんな感じになる。
「残りの距離は何ヤードぐらいだあ?」
「心配しなくて大丈夫。どうせ、どのクラブで打っても君たちが届く距離じゃないんだから」
「ああ、そうか。どうせ届かないのか。なーんだ」
実際の残り距離は200ヤードちょいだったと思う。おじさまがたが持てるアイアンでは届かず、かといって長いアイアンやウッドでは打てないライ。だから、それを素早く見てとったマーシャルが「どうせ届かないよ」と言ってのけ、プレーヤーのおじさまも、素直にそれを認めたというわけだ。
ちなみに、同じ場所からウッドで打った藍ちゃんは、見事にグリーンを捉えた。うーん、これぞプロの技。女子プロは飛距離が出ないと言っても、こういう状況で技が使えるのは、やはりプロなのである。英会話に感心しながら、藍ちゃんのプロの技に感心させられた。

届かないはずのおじさんのボールがグリーンに届いて、大笑い!
Photo・JJ Tanabe



