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舩越園子のGOLF JOURNAL

2007年03月08日

異例の記者会見

今日、アメリカで異例の記者会見が行なわれ、その様子がCNNヘッドラインニュースでライブで放送されるというこれまた異例の事態が起こった。映し出されたのはタイガー・ウッズ。だが、何のための会見なのかが、なかなかはっきり説明されないまま、ただただタイガーがしゃべっている様子が映し出されたため、初めて内容を聞いた視聴者は、「えっ?何、これ?何の話をしているの?」ってな具合だったと思う。

とりあえず私は見当がついていたから、ああ、ついに来たか、という感じではあった。何の話かといえば、これはタイガー・ウッズがホストするトーナメントのPGAツアーの試合としての開催が決定したことに対する異例の記者会見。過去21年間、親しまれてきたジ・インターナショナルが今年急遽、なくなることが決まり、7月第1週に穴が空きそうになっていたのだが、その穴を埋めることになったのが、タイガー・ウッズ主催のこの新しい大会。ワシントンDCエリアで7月4日の独立記念日を含む週に開催となるため、アメリカ国民にとっては、余計に大きな話題になっている。

だが、ちょっと気になるのは、PGAツアーがタイガー王国に支配されないだろうかという点だ。スケジュールの穴埋めをどうしようかと考えたPGAツアーが、結局は大金持ちのタイガー・ウッズ基金に泣きつき、それで人肌脱いだのがタイガーというわけだから、今後は王者の意向がより強くツアー運営に反映されることは必至である。そうじゃなくても、今年から始まったフェデックスカップポイントや新スケジュール、シーズンエンドの10ミリオンボーナス等々は、すべてタイガーの意向を反映させたタイガーのための対策といわれているのに、これ以上、タイガーのための何々なんてものが増えたら、ツアーはどうなってしまうのだろうかと、ちょっと心配なのだ。

現在、PGAツアーの大会のホストとなっているのは、アーノルド・パーマー(旧ベイヒル招待、今年からアーノルド・パーマー招待)とジャック・ニクラス(メモリアルトーナメント)の2人だけ。が、キングも帝王も、すでにGAツアーからは引退した身だ。ここにタイガーが加わると言っても、タイガーはまだまだ現役そのもの。そのタイガーが大会名に自らの名を連ね、「タイガーのトーナメント」を創設し、そして自分も出るとしたら、なんかちょっぴり変である。

まあ、今年の第1回大会は、ちょうど妻エリンの出産と重なりそうな気配のため、タイガーの出場は確定していないが、いずれにしてもタイガーのトーナメントが開催されることは今日の記者会見で明らかになった。「ずっと大会を主催するのが夢だった。父も喜んでいると思う」と、妙に真面目な顔つきで語っていたタイガー。だが、胸の中では、「我が王国が本格化してきたぞ」と、ほくそ笑んでいたのかも?

タイガー記者会見.jpg
神さま、仏さま、“タイガーさま”!?
Photo/JJ Tanabe

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