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舩越園子のGOLF JOURNAL

2007年03月31日

エンジンとアクセル

米女子ツアーのメジャー第1戦、クラフトナビスコ選手権はすでに2日目が終わった。昨季賞金女王のロレーナ・オチョアとともに首位に並んでいるポーラ・クリーマーを見ていると、やっぱりエンジンのかけ方とアクセルの踏み込み方が上手いなと感じさせられる。

クリーマーは、今季の開幕前、早く試合に出たくてミニツアーに自ら出場した。スポンサー契約などまるでない下積み選手たちに混ざって、企業のロゴがあちらこちらについているピンク一色のクリーマーが出たその試合は、さぞかし奇妙な雰囲気だったのだろうと、想像しながら笑ってしまう。が、クリーマー自身は、一流選手ぶりをひけらかしに行ったわけではもちろんない。たとえミニツアーでも、プロの試合に変わりはなく、そこに出て、少しでも早くエンジンをかけたいという一心だったのだ。ちなみに結果は2位。

その直後に臨んだLPGA開幕戦でクリーマーはいきなり優勝した。ミニツアーでまずエンジンをかけ、自分の本来の土俵に立ったら、すぐさまアクセル全開。これぞプロだと感心させられる。

一方で、エンジンがなかなかかからず、「クラブを握るのも久しぶりなので……」なんて戯言を口にする選手も中にはいる。オフにゴルフから完全に離れてリフレッシュするのも一つの手だが、その状況を言い訳に利用するのでは目も当てられない。どこでエンジンをかけ、どこでアクセルを踏み込み始めるか。その判断ができなければ、開幕からガンガン好成績を出すことはできないだろう。

自分のツアーで試合がないなら、外に出て試合に出る。そんなクリーマーの姿勢を見習ったら、もっといいスタートが切れるのに……と反省すべきは、さて、どこのどなたたちでしょうか?エンジンもかからず、アクセルも踏み込めない状態を作り出している責任は、ツアーのみならず選手自身にもあるはずだ。

全開!クリーマー.jpg
パワー全開でプレーするクリーマー。ファッションも気合入ってる!
Photo/JJ Tanabe

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