2009年09月09日
遼くん、決まり!
ああ、やっぱり。プレジデンツカップに石川遼が選ばれた。国際チームのキャプテン、グレッグ・ノーマンが選んだキャプテンズ・ピックは、石川遼とアダム・スコット。若手2人というのは、意外な選択だった。

(こんな真剣な顔が、今度はサンフランシスコで見られる!)
写真/平岡純
アダム・スコットは、かなり意外だった。今季は成績も悪く、まるで勢いがない。一方、石川は今季3勝目を挙げたばかりと勢いは絶好調。そう意味では、石川を選んだのは頷けるのだが、スコットを選んだのは「?」のほうが大きい。
そこには、やっぱり同じオージーどうしの情もあるのだろう。情のみならず、ノーマンの立場もあるのだろう。まあ、それはそれで理解できるし、キャプテンズピックというのは、キャプテン独自の考えで決めていいとされているのだから、いやいや、独自で決めるべきものなのだから、誰にも文句は言えないのである。
不調の選手がライダーカップやプレジデンツカップにキャプテンズ・ピックで選ばれ、その選手が思わぬ大活躍を見せることだってあるのだから、スコットがこれを契機に好調に転じれば、ノーマンの顔も立つというものだろう。
逆に、石川はそうとう気を引き締めてかからなければならない。キャプテンズ・ピックでチーム入りした選手は、ランキングでチーム入りした選手より、厳しい見方がされる。ちょっと負ければ「キャプテンズ・ピックが悪かったんだ」「やっぱりランクは下だったからな」という具合に批判の的になる。だから、石川は思いきり気をひきしめてかからなければ……うーん、プレッシャーがかかるだろうなあ、遼くん。

(全米プロで見せたようなミラクルをプレジデンツカップでも披露できたらいいなあ)
写真/平岡純
だが、さらに逆を言えば、キャプテンズ・ピックの選手は他選手より最初から注目度が高いとも言える。たとえば、大会名誉会長のオバマ大統領などは、チームメンバー全員の名前と顔を覚えることができないとしても、キャプテンズ・ピックで最後の最後にインして、しかも最年少17歳(もうすぐ18歳だけれど)石川のことは必ずや気にかけるはずだ。
となると、そうか、遼くんはオバマ大統領とも言葉を交わす機会に恵まれるだろう。こりゃ、すごいことだ。海外の舞台に立つたびに、すごい経験を着実に重ねている石川。憧れのタイガー・ウッズと握手を交わし、アーノルド・パーマーと会話を持った上でフォトセッションに収まり、次はタイガーと同組で回り……そして今度はオバマ大統領とご対面。
石川には石川なりの努力と才能があるからこそ、世界に出ることができているのは間違いないのだが、そういう経験ができるチャンスに恵まれ、しかも今年1年のうちに続々とチャンス到来という環境下にあることは、ものすごく幸せなことだなあと思う限りだ。ともあれ、遼くん、がんばってね。



