2008年11月28日
三菱レイヨン「ディアマナ」&ブリヂストン「新生X」
今回は新製品カイリをはじめとする三菱レイヨンのディアマナシリーズと
ブリヂストンの新生Xシリーズのドライバーを大特集!お見逃し無く。


2008年11月28日
今回は新製品カイリをはじめとする三菱レイヨンのディアマナシリーズと
ブリヂストンの新生Xシリーズのドライバーを大特集!お見逃し無く。

2008年07月23日
アスリートシニアの飛距離をグンとアップする可能性を秘めたクラブです
こういう黒くて精悍なボディのクラブを見ると、大手メーカーの力をまざまざと感じてしまう私。空気抵抗の少なそうなボディラインといい、タングステンウエイト部分の細部の仕上げといい、デザインに隙がないですな~。シンプルでカッコいいと思います。
というわけで、今回試打するクラブはマックテックNV-NXSドライバー。アスリートシニアに向けて開発されたこのクラブは、なんでもマックテック史上最大の飛びを実現したそうで、その秘密はつかまりの良い三角形のヘッドと、46インチと長尺な4軸クワドラアクシスシャフトにあるようです。
業界では1インチ長ければプラス10ヤードといわれます(5ヤードという説もありますが、私の体感的には10ヤード近い気がします)。シャフトが長ければそれだけ大きな遠心力が発生するので理屈的には飛ぶわけですよ。でも扱いにくい部分も同時に出てくるので、その折り合いがついているかどうかがシャフトを長く設定したモデルのポイントになってきます。特に大事なのは構えたときに長さを感じさせないということで、体感的に45インチと変わらなければ同じテンポでスイングできますから距離は確実に伸びます。
でNV-NXSですが、投影面積(構えたときの見た目の大きさ)が大きいので長さは感じないですね。45インチと変わらないイメージでスイングできると思います。投影面積が大きい割には重心距離が短いので操作性はかなりいいですね。「大きいから動かない、だから安定してますよ」という系統のヘッドではなく、「大きいのにちゃんとフェースターンしてボールを弾きます」という系統のヘッドです。シャロ-なぶん弾道は高めですが、吹き上がるということはありませんでした。スピン量も理想的です。
シャローで上がりやすいイメージですが、強い球が打てます。
シャフトは手元に4軸シートを巻いてしっかりさせたクワドラアクシスシャフト。パーシモン世代のリストターンに対応する設計で、今までのマックテックのシャフトとは異なり叩ける印象ですね。タイミングがとりやすく、いつも同じリズムで振れるメリットがあります。手元だけでなく先端の剛性を高めてあるので、ひっかかるということがありません。
試打クラブはロフト9度のS(50グラム、トルク5.8)とロフト10度のSR(48グラム、トルク5.9)の2本。どちらも総重量が290グラム以下でしたが、バランスがきいているので、頼りない感じはしませんでしたね。
特性がわかってしまえば楽に飛ばせるクラブです。もし購入した暁にはハンドファーストにがっつり入れず、手元を体の正面にキープして振るといいでしょう。叩いて270ヤード、軽く振っても270ヤード飛びます
から、軽く振ったほうが断然お得ですね。
というわけで、ヘッドスピード40~44m/s前後でかなりいい仕事をするクラブだと思いました。アスリートシニアの方だけでなく、中ヘッドスピード層のゴルファーの飛距離をグンと伸ばす可能性を秘めたクラブなので、ハマればバックティーでプレーするのがきっと楽しくなりますよ!
平均DATA ロフト9度 フレックスS(50グラム、トルク5.8)
初速67.0m/s 打ち出し角14.7°バックスピン量2471 ヘッドスピード45.6m/s キャリー252.6yards トータル268.7yards 最高到達点31.1yards
2008年07月17日
シャフトの入れ替え可能な時代先取りドライバー
純正シャフトのバリエーションが必要十分ないい感じです
「なんか今日はシャフトが硬く感じるな~」
ドライバーを構えたとき、そう感じたことはないでしょうか? 私はあります。そんなときってシャフトスペックの違うスペアクラブがあればいいのにな、なんて思いますよね。
なぜいつも使っているクラブなのに硬く感じたり柔らかく感じるかというと、リリースのポイントが微妙にズレているからです。ふだんは手元をしならせているのに、もう少し真ん中をしならせるようなタイミングになってしまうことってあるんですよ。そうするとシャフトの真ん中の硬さに敏感になりますから、手元が柔らかくても、真ん中の硬さを察知して「硬い」と感じるわけなんです。
さてそんなときどうするか。
タイミングを戻せれば何も問題ありませんが、そうもいかないのが現実。となると、シャフトだけ入れ替えてしまうのが手っ取り早い方法ですよね。そして、そんなゴルファーのニーズに答えるのが、簡単にシャフトを入れ替えられるニッケントの4DX エボルバーです。
4DX エボルバーには専用アジャスターが装着されている3種類の純正シャフトが用意されていて、専用トルクレンチで簡単に着脱可能です。「ぐらぐらしないの?」と思うかもしれませんが、まったくそんなことはないですね。普通に接着材でヘッドを取り付けたクラブとフィーリングは同じです。
というわけでさっそく試打をしてみましょう。
ちなみに純正シャフトは、①グラファイトデザイン社製 パーシング ②フジクラ社製 JSR3 UST社製 ③V2ハイローンチ です。
まずグラファイトデザイン社製 パーシングですが、これはとてもなめらかでシルクのようなフィーリングのシャフトです。中調子でトルクはスペックRで4.3。トルクはありますが、戻りが速いのでヘッドスピード47m/sでも普通に打てますね。いや~これはなかなか気持ちいいシャフトです。これは万人受けするシャフトではないでしょうか。
しなやかさが特徴ですね。
DATA
初速64.7m/s 打ち出し角16.3度 スピン量2858 ヘッドスピード44.3m/s キャリー245.9yards トータル260.1yards 最高到達点34.8yards
続いてフジクラ社製 JSR3はどうかというと、中調子でトルクが3.5(S.Rとも)とやや絞ってあるシャフトです。これは基本なめらかですが、ちょっとさらっとしたところもある木綿の感じですね。けっこう手元がしっかりしているのでヘッドが暴れず、プレーンに乗せやすいシャフトです。つかまりがよく、ドローが打ちやすいですね。
手元しっかり、弾きがよくフェースターンしやすいですね。
DATA
初速65.2m/s 打ち出し角16.4度 スピン量3323 ヘッドスピード44.9m/s キャリー249.1yards トータル261.7yards 最高到達点38.0yards
そしてV2ハイローンチ。先調子でフレックスRでトルク4.5(Sは4.3)ですね。先端はけっこう柔らかく、切り返しの速いタイプの私が普通に打つとヘッドが戻らず球が右に出てしまいますから、このシャフトはゆったり切り返すタイプに合いますね。またリストターンを使うと遅れ傾向が出るので、クラブを体の正面にキープしたままボディターンで打つようなスイングに合うでしょう。しなり方はV2特有の少しゴツゴツした感じで化学繊維といったところでしょうか。
けっこうトウダウンしています。フェースが上を向く傾向は強いみたいですね。
DATA
初速64.0m/s 打ち出し角15.7度 スピン量2989 ヘッドスピード43.9m/s キャリー240.4yards トータル254.4yards 最高到達点32.9yards
シャフトの印象はこんな感じですが、ヘッドはどうかというと、癖がなくていいですね。レーシング風味のグラフィックデザインは個性的ですが、形状はオーソドックス。挙動も素直でシャフトの性能をそのまま引き出せるヘッドだと思います。
さてどのシャフトを選ぶかですか、迷ったらパーシングを選んでおけば間違いないと思います。もっとボールを上げたければV2ハイローンチ、ドロンとしたボールで飛ばしたければJSR3ということになると思います。私ならメインをパーシング、サブでJSR3ですね。パーシングでちょっとつかまりが悪くなってきたらJSR3という使い方ができると思います。
飛距離 ☆☆
方向性 ☆☆★
やさしさ ☆☆★
2008年05月23日
クラブが勝手に飛ばしてくれるハイボアXLS
自分で飛ばすならXLSツアーをどうぞ
これまで数々の試打レポートを提出してきた私ですが、ドライバーの特徴を説明するのに「クラウン部を計量化して、余剰重量をソールに配分」と何度書いたことでしょう。思い出せないほどですね。それぐらい「クラウン部の軽量化」はイマドキのドライバーのテクノロジーを説明するための常套句なわけですが、裏を返せばクラウンの重さはクラブヘッドの設計に制約を与えている、ということなんです。
クラウンがへっこんでいるのがハイボア!
だったらそれを取り去ってしまおう、という発想で設計にチャレンジしたメーカーは過去にいくつもありましたが、おそらく「売れる」という意味で成功したのはクリーブランドゴルフだけではないでしょうか。知らない人はあまりいないと思いますがいちおう言っておくと、クリーブランドゴルフの傑作ハイボアはクラウン部分がへっこんでいる、近頃の異形クラブブームの走りのようなモデルです。もっともすでに市民権を得ているハイボアに「異形」などというと失礼かもしれませんけどね。とにかく最近、そのハイボアに新製品がリリースされたようです。
ハイボアXLSとハイボアXLSツアーです。
ハイボアXLSがいままでのハイボアとどう違うかというと、慣性モーメントが5300g/cm2と大きく直進安定性に優れることと、ハイボアXLより17%大きい超大型フェースによって、オフセンターヒットに強くなったということになるでしょうね。
打ってみると確かに芯の広さを感じます。打球音は高めで、これは好き嫌いが分かれるところでしょう。硬いボールを打つとちょっと気になるかもしれません。最も特徴的なのは先がよくしなるしャフトで、ヘッドがアクティブに動きます。ムチで叩くようなフィーリングはいままでのハイボアにはなかった感覚ですね。カタログを見ると純正シャフトは中調子とのことですが、ヘッドの慣性モーメントが大きいせいか、先がよくしなるように感じます。フレックスSでトルク3.7ですが、それ以上のトルクを感じますね。ヘッドスピード47m/sの私が普通にダウンスイングするとフェースが開いてしまうので、このヘッドを使いたいハードヒッターはオプションでディアマナアリスレイ、クワトロテックMD-6、ランバックス6Z08が選べるのでそっちにしたほうがいいでしょう。
イマドキのドライバーは先をしならせ、巻きつくようなインパクトで飛ばすというのがトレンドだと思いますが、このXLSもそういう感じを出しつつ、引っかからないような味付けがされたモデルですね。低めの強い弾道が打てます。ムチのようなフィーリングでひっかけずに飛ばしたい人にピッタリです。
先がよくしなるシャフトでヘッドもアクティブに動きます。ヘッドスピード44m/sぐらいまでですね。
DATA ロフト9.5度 グラファイトデザイン製純正シャフト フレックスS(55g 、トルク3.7)
初速63.8m/s 打ち出し角13.6°バックスピン量2457 ヘッドスピード43.3m/s キャリー234.2yards トータル251yards 最高到達点25.3yards
ハイボアXLS
飛距離 ☆☆★
方向性 ☆☆★
やさしさ ☆☆★
さて、ヘッド体積460cm3のXLSより気持ちヘッドがコンパクト(440cm3)なハイボアXLSツアーは、PGAのツアー選手とテストを繰り返して生まれたというモデルです。フェースは2度オープンに設定され、重心位置も操作性を上げるため、深すぎず、低すぎず、遠すぎずの位置に設定されているようですね。
XLS(左)よりもコンパクトなXLSツアーのヘッド。フェースが右に逃がしてある上級者仕様です。
こっちはさすがにツアープロが好む低めの打球音です。クラブ全体の印象もアクティブというよりは落ち着いているといったほうがいいでしょう。XLSはクラブが勝手に飛ばしてくれるような動き方ですが、XLSツアーは自分で飛ばすためのクラブのようです。
試打した純正シャフトはフジクラ製で、重量65グラムのトルク3.1。先中調子とのことですが、基本的にはあまり動かないシャフトですね。プロは急激にしなって右に抜けたり左に引っ張ったりしてしまうのを嫌がりますので、これは当然といえば当然。自分でシャフトをしならせられる人はXLSツアーを使えばいいと思います。かなり低弾道で低スピンのボールが出るので、大怪我をしたくない競技志向の、ある程度叩けるゴルファー向けのモデルですね。
ドローンと粘るような感覚のシャフトです。
DATA ロフト9.5度 フジクラ製 FIT-ON RED フレックスS(65g、トルク3.1)
初速63.7m/s 打ち出し角12.5°バックスピン量2191 ヘッドスピード43.1m/s キャリー226.8yards トータル245.5yards 最高到達点21.3yards
ハイボアXLS ツアー
飛距離 ☆☆
方向性 ☆☆☆
やさしさ ☆☆
2008年04月24日
ボールを弾いて飛ばすADRドライバー
アキラプロダクツのADRドライバーはとてもオーソドックスな形状をしています。こういうクセのないクラブには好感が持てますね。特徴としてはソールにある2個の可変式ウエイト、そしてソールの内部に埋め込まれたインナー・バイブレーション・アブソービング・システム(たぶんウレタン樹脂だと思います)でインパクト時の不必要な振動を吸収、かつエネルギーロスを軽減するというテクノロジーでしょう。
打ってみてまず感じたのは、とてもアクティブなクラブだということ。先がよくしなるシャフトでヘッドも動きます。フレックスSで重さ45グラム、トルクが5.8という設定なので、とにかくヘッドを効かせて飛ばそうという意図なのでしょうね。コンパクトなスイングで打つとシャフトが気持ちよくしなってボールを弾き飛ばしてくれます。飛距離のポテンシャルはかなりあるクラブだと思いますね。
ただ、シャフトがよく動くだけに、ヘッドスピードは44m/sぐらいまでかもしれません。オンプレーンなトップから打てるならそれ以上のヘッドスピードでも使えますが、切り返しでタテの挙動を入れてしまうとヘッドが後ろに振られてダウンスイングで制御しにくくなります。トップがクロスのハードヒッター、切り返しのタイミングが極端に早い人は避けたほうが無難です。ヘッドスピード44m/sまでのある程度コンパクトなスイング、もしくはゆっくりめの切り返しで打てるゴルファーにはドンピシャで飛距離をアップできるクラブといえるでしょう。
私のヘッドスピード(約48m/s)だと叩きにいくとボールが散ります。タイミングを合わせて、少しフェードめに打つといい弾道になりました。
DATA
初速63.6m/s 打ち出し角15.6° 打ち出し方向R0.5° バックスピン量2860 サイドスピン量172H ヘッドスピード43.5m/s キャリー237.7yards トータル252.2yards 最高到達点31.5yards
戻りの速いシャフトで的確にとらえるADRツアードライバー
さて、ADRシリーズにはハイアベレージ(ヘッドススピードの速いアベレージゴルファー、力のあるアベレージゴルファーのこと)用のモデルがありまして、それがADRツアードライバーです。
メーカーは「ADRと外観は似ているが、ADRとは“似て非なるもの”」と言っていますが、確かにずいぶん味が違います。まずADRがややフックフェース気味だったのに対し、ADRツアーはほぼスクエアでわずかに右に逃がしてある感じです。またADRのインパクトは「高反発?」かと思うほどソリッドで弾きがよかったのに対し、ADRツアーはインパクトで粘りがあります。弾きはいいのですが、フェースにボールがくいつく瞬間がしっかりあるんですね。これはプロ・上級者の好きな打感です。
シャフトはフジクラのランバックス系の専用シャフトとグラファイトデザインのツアーAD系の専用シャフトがあるようですが、試打したクラブのシャフトにはフジクラ製のPROTOTYPE。とてもスピード感があって、切り返しで大きくしならせてもインパクトに間に合うシャフトでした。
できれば両方試打して、自分のタイミングに合うほうを選んでほしいですね。
ヘッドの形状がオーソドックなこともあり、ADRツアーは非常にレスポンスのよいクラブで上級者にオススメです。グリップのてざわりもいいですよ。
シャフトにスピードがあってつかまえにいけます。スピン量が少なめですね。
DATA
初速65.6m/s 打ち出し角15.2° 打ち出し方向R2.5° バックスピン量2860 サイドスピン量39H ヘッドスピード44.0m/s キャリー239.1yards トータル257.9yards 最高到達点31.5yards
いままでアキラプロダクツのクラブにはさほど馴染みがありませんでしたが、どちらもコンセプトがはっきりしているし、うまくまとまっていると感じたKでした。
ADRドライバーはクラブが飛ばしてくれますし、自分で飛ばすならADRツアードライバーということですね。
ADRドライバー
飛距離☆☆☆
方向性☆☆★
やさしさ☆☆★
ADRツアードライバー
飛距離☆☆★
方向性☆☆☆
やさしさ☆☆★